小学生で英検の勉強を始める子ども増えてますよね。
どのように勉強をはじめたらいいのか分からないことも。
わが家でも最初は戸惑いました。
そこで、小学4年生で英検5級に合格後、たった3か月で小学5年生の長男が塾に通うことなく合格した勉強法をお伝えします。
勉強時間・かかった費用・テキスト・問題集・アプリなど、すべて公開します!
英検4級の勉強をはじめたきっかけ
英検の勉強をはじめるきっかけは、人それぞれですよね。
教育熱心なママだと、小学校入学前から英検受験をめざして、幼児の英検受験も話題になったり。
わが家ではある日、小学校から帰宅した小学4年生の長男がこんなことを言いだしました。

わが家は、教育熱心というわけではなく、中学受験が当たり前という小学校に通っていながら、小学4年生になっても塾通いもしていない・・・
習い事も子どもから何かやりたいと言われたら習わせるという無理強いしないスタイルです。
英検受験は中学生くらいからと思っていたので、小学4年生の長男から「英検」という言葉を聞いたときは、正直言って驚きました!



ぼくも英検受けてみたいんだけど
2020年4月から小学校で英語が必修化されたとはいえ、テストもなく、のんびり構えていたわが家。
小学4年生の長男がやりたいというので、とりあえず応援することに。
いきなり英検3級は難しいので、とりあえず英検5級から勉強を始めることにしました。
英検5級は、1回目に合格できず(涙)、2回目でリベンジ合格できました。
合格発表後、まだ小学4年生だった長男が、英検4級も受験したいというので、勉強を開始しました。
英検4級の勉強を始める前に親がしたこと
英検の勉強を応援することに決めましたが、何をしたらよいのか・・・
英検5級の勉強開始前には、ネット検索!
いろいろなブログを参考にさせて頂きました。
でも、英検1級をとった留学経験のある塾講師、帰国子女で英語塾で学んでいる小学生、さまざまな英語の試験で満点取っているお父さん、アメリカ留学経験のある元英語教師のママなど・・・
どの記事もすばらしい記事だったのですが・・・
中学英語レベルの母、一般的な日本の公立小学校に通う小学4年生の長男、塾通いもしていない・・・
そのまま参考にできる記事がなかったので、自分なりに調査したことをまとめて、それをもとに英検5級の勉強をすることにしました。
市販されている20冊くらいのテキストや問題集、単語帳を、本屋やネットで取り寄せて、一通り目を通したり。
なんせ英語の勉強は20年以上まったくしていませんから・・・
英検5級の勉強開始前に、いろいろ調査していたかいがあり、英検4級の勉強開始前には、テキスト、問題集、単語帳はだいたい家にそろっていました。
その中から、小学4年生の長男にとって分かりやすそうなものを使うことにしました。
英検4級合格までの勉強の道のり
小学4年生の長男の英検の初受験は、不合格だった1回目が10月。
合格できた2回目の英検5級受験が1月。
合格発表が2月中旬で、そこから英検4級の勉強開始。
そして、英検4級の受験が5月。
合格までの期間は約3か月でした。
英検4級の勉強を始めたときの英語力
英検4級の勉強を始めたのは、英検5級の合格発表後。
それでも、ときどき「b」と「d」を間違えるレベルです(汗)
名前や地名にはローマ字が使われますよね。
小学3年生で学んだはずのローマ字。
英検5級の勉強開始時にはまったく読めませんでした。
そこで、英検5級の勉強のときにローマ字も繰り返し復習し、英検5級合格発表時には、何とか読めるようになっていました。
ちなみに、英検5級のリーディングとリスニングは各25問ずつ。
そのうち、小学4年生の長男はリーディングで17問、リスニングで20問正解でした。
英検5級に合格したときの小学4年生の長男の英検CSEスコアは850点満点中、487点。
英検5級の合格基準は英検CSEスコアで419。
もう一つの指標として成績表には、英検バンドという合格までの距離を表したものがあります。
小学4年生だった長男は英検CSEスコア487点で「G5+3」。
正確には分かりませんが、合格ラインよりも2~3問多く正解だった程度で、合格ギリギリライン近くだと思われます。
けっして英語が得意というレベルではありません(笑)。
英検4級の勉強開始
英検5級の合格発表後からの勉強で、2月中旬過ぎ。
英語の塾に通うにも中途半端な時期でした。
そこで、今回も英検4級受験を応援するために、親が教えることにしました。
7冊の英検4級のテキストを購入し、まず親が予習。
でも目指すところは英検4級合格なので、だいたいのテキストの解説は似通っていますよね。
そこで、小学4年生の長男の勉強では、そのテキストの中から1冊を使い、解説が必要なところを他のテキストから補う形で進めることに。
今回は解説が分かりやすいテキストで、小学生でも分かりやすいものにしました。
英検4級の受験で難しかったこと
小学4年生の長男と英検4級の勉強を始めて、すぐに英検5級とは違って、かなり難しいと感じました。
特に難しいと感じたのは、次の3つです。
不規則動詞
英検4級では、英検5級になかった過去形や未来形を勉強します。
その中で特に難しかったのが、動詞の過去形。
-edをつければいい規則動詞と形が不規則に変化する不規則動詞。
小学生には簡単に理解できないようでした。
テキストにいくつか不規則動詞が書いてありましたが、英検4級の問題集ではテキストに出てこない不規則動詞が出てきたりして、小学生の長男はとまどってました。
そこで、不規則動詞を数十個並べて、エクセルで表にして、くり返し覚えてもらいました。



文法
英検4級では、英検5級よりも覚えなくてはいけない文法が多かったです。
不定詞、動名詞、比較など、日本語にはないものばかりで、小学生の長男は一度勉強しただけでは理解できず、問題集では何度も間違ってました。
本番でも、かなり間違い、減点されていました。
単語や熟語が多い
英検5級では単語帳にのっている単語・熟語は約600~650語くらい。
それが、英検4級になると、約800語に。
もちろん、英検5級で勉強したものも多いのですが、試験までのたった3か月で、覚えなければならないとなると、小学生の長男にはかなりの負担でした。
最終的には全部は覚えられず、だいたい8割くらい覚えられたくらいで、英検4級の受験日になってしまいました。
英検4級に1回目で合格
2月中旬から勉強して5月下旬に受験。
英検5級の時は、小学2年生の長女とパパと3人で準会場で受験しましたが、今回は1人で受験。
英検5級に比べ、学習時間が十分には取れていなかったので、2回目を受験するときのための予行演習になればいいなという感じで、記念受験のつもりでした。
合格までの期間は約3か月ちょっとでした。
英検4級に合格したときの成績
英検4級の1回目のチャレンジで合格したときの成績です。
技能 | 出題形式 | 問題数 | 正解数 |
リーディング |
短文の語句空所補充 |
35問 |
23問 |
会話文の文空所補充 | |||
日本文付き短文の語句整序 | |||
リスニング |
会話の応答文選択 |
30問 |
24問 |
会話の内容一致選択 | |||
イラストの内容一致選択 |
英検4級のリーディングは35問でリスニングは30問。
そのうち、小学5年生の長男はリーディングで23問、リスニングで24問正解でした。
英検4級の成績表では、合格者の平均正答数を棒グラフの点の位置で教えてくれます。
点の位置から推測すると、今回の試験では、リーディングは26問、リスニングは24問が合格者の平均正答数のようです。
英検4級の合格基準は英検CSEスコアで622。
合格者の平均正答数には届きませんでしたが、小学5年生の長男は英検CSEスコアは685点を獲得。
もう一つの指標として成績表には、英検バンドという合格までの距離を表したものがあります。
小学5年生の長男は英検CSEスコア685点で「G4+3」でした。
この結果から、英検合格のためには、英検CSEスコアで1000点中622点、約63パーセント獲得すればいいのですが、実際には、65問中45問前後の正答数が必要なのではないかと思われます。
英検4級合格のためは、正答率で約70パーセントくらいを目指せばいいようです。
英検4級の勉強時間
わが家の小学5年生の長男は、英検4級に合格するまでの学習期間は約3か月かかりました。
1か月目は約1時間ずつ、月曜日から金曜日まで週5日間勉強して、約5週間で、約25時間。
2か月目から受験1か月前までは、約1時間30分、月曜日から土曜日まで週6日勉強して、約4週間で約36時間。
最後の1か月は、約2時間、月曜日から日曜日まで週7日間勉強して、約4週間で約56時間。
英検4級合格まで約117時間勉強したことになります。
次に、合格までの勉強内容を時系列でお伝えします。
英検4級の勉強を始めてから1か月くらい
英検5級の受験勉強をしていたので、英語の勉強方法がだいぶ分かってきました。
そこで、最初の1か月間はテキストを中心に、文法とテキストの問題を勉強しました。
正直言って英検4級の文法は範囲が広く、小学5年生の長男は1度やったくらいではすぐ忘れてしまい、くり返し、勉強しました。
何度やっても間違ってしまう自分に腹が立つのか、イライラしている長男にハラハラしながらつき合いました。
1か月経過後2か月くらいまで
英検4級の勉強を始めて2か月目。
このころ、英検に特化したアプリの英検4級版を購入しましたが、問題を解けるレベルには到達していなかったので、少しずつ単語の勉強に利用し始めました。
少しずつ問題集にも取り組み始めました。
2か月くらいから英検4級受験まで
英検4級の勉強を始めて3か月目。
この頃の勉強時間は、1日約2時間。
小学生にとっては長時間です。
英検3級をとった同級生に追いつきたいという小学生の長男。
勉強する気があったので、続けられましたが、小学生にとって1日2時間英語の勉強するのは、ちょっとキツイのではないかと思いました。
英検4級のテキストをくりかえし復習したのと、問題集を2冊分をくりかえし勉強しました。
でも実際には、テキストを読み終わったからといって、問題がスラスラ解けるというわけではなく、1問1問、解いては親と一緒に答え合わせをすることのくり返し。
それに1回解いたくらいで、初めて勉強する外国語の問題をスラスラ解けるようになるはずもありません。
英検4級の受験までに、テキストと問題集2冊をなんとかやり終えられたという感じです。
小学5年生の長男のテキストと問題集の理解度は約7~8割というところでした。
正直言って、初めて見た問題をスラスラ解けるというレベルではなかったので、英検4級の受験準備としては、勉強不足という印象でした。
英検4級の勉強でかかった費用
実際には、20冊程度のテキスト、問題集、単語帳を購入して英検4級の勉強方法の検討したのですが・・・
今回は、実際に小学5年生の長男が使ったものだけで、費用計算しておきます。
①テキスト
テキストは1冊をメインに使用。
テキスト代は1375円。
②単語帳
単語帳は1冊使用。
単語帳代は1100円。
③問題集
問題集は本番形式の問題集2冊。
合わせて問題集代2585円。
④英検専門アプリ
1年間使い放題で8800円。
小学5年生の長男は塾に通わず英検4級に合格しました。
かかった費用は、お伝えした教材費だけで1万3860円でした。
もし、英検専用アプリを使わなければ、もっと費用は安くすみ、5060円で済む計算です。
英検4級の勉強で使ったテキスト
【CD付】わからないをわかるにかえる英検4級(文理)
書店でよく見かける定番のテキストですよね。
『わからないをわかるにかえる英検4級(文理)』の良いところは、英検4級の文法が分かりやすくコンパクトにまとまっているところです。
テキストを一通り勉強すると、英検4級で勉強する内容がだいたいつかめます。
問題数が多いので、学んだことをどのように活用すればよいか分かりやすいです。
問題の形式も英検の問題の傾向に近いので、おすすめです。
英検4級の勉強で使った単語帳
英検4級 でる順パス単 (旺文社)
書店でよく見かける定番の単語帳です。
英検4級でよく使われる単語・熟語・会話表現など約680語が収録されています。
なぜこの単語帳を選んだのかというと、収録されている単語などの数が一番少なかったから。
単語数が多いと覚えきれないのではないかと思い、一番収録単語数が少ない単語帳を選びました。
単語数が少ないと、何度もくり返し勉強ができるので、暗記には有利です。
ただ、やはり収録単語数が少ないことのデメリットもあります。
英検4級の試験のときに、単語帳に出ていない単語が出題されてしまうことです。
試験後、小学5年生の長男から、「単語帳にのっていない単語がいくつか問題にあった」と言われました。
そこで、見たことのない単語が出題されないように、収録単語数の多い単語帳を選ぶのも1つの方法です。
英検4級向けの単語帳は、どれを選んでも、しっかり勉強すれば英検4級合格レベルに達することができるので、勉強する子どものレベルや目的に応じて選べばよいと思います。
英検4級の勉強で使った問題集
小学5年生の長男は英検4級に合格するまでに、問題集を2冊勉強しました。
7日間完成 英検4級 予想問題ドリル (旺文社)
テキストを一通り終えてから、本番のテスト形式で勉強をしたいと思い購入。
CDがついているので、リスニングテストの対策もできます。
純粋な問題集なので、英検4級のテキストを理解した上で取り組むと、効果的です。
問題集通りのスケジュールで進めることができれば7日間で終えることができます。
わが家の小学5年生の長男にとっては1日分の分量が多かったのか、スケジュール通りに進めることができず、1回目は2週間かかりました。
間違ったところの復習をくりかえしやりました。
くり返すことで、問題を解くコツがわかったようです。
英検4級 過去6回全問題集(旺文社)
英検4級の試験1か月前くらいから始めました。
本番の試験の過去問なので、一番本番に近い形で勉強できる問題集です。
音声はダウンロードしてリスニング対策もできます。
わが家の小学5年生の長男は、1度目は合格点に届かないレベルでした。
それでも、試験まで何度かくり返すうちに、少しずつ点数が上がっていき、ギリギリで合格できました。
英検4級の勉強で使ったおすすめのアプリ
わが家では、4級の英検ネットドリルを利用しました。
英検ネットドリルでは、旺文社の単語帳と2冊の問題集の勉強ができます。
・英検4級 でる順パス単 (旺文社)
・7日間完成 英検4級 予想問題ドリル (旺文社)
・英検4級 過去6回全問題集(旺文社)
英検4級の単語の勉強
単語帳の勉強をしていると、どうしても発音が分からないことがありますよね。
そんなとき、いちいち発音を調べるのがめんどうになって、英検ネットドリルを購入しました。
英検ネットドリルだと、分からない単語の発音をすぐに確認できるので、時間短縮になりました。
慣れてくると、小学5年生の長男1人で勉強できるようになったので、親の負担がだいぶ減りました。
7日間完成 英検4級予想問題ドリル
英検ネットドリルと問題集が全く同じ問題でした。
1回目は問題集で小学5年生の長男と確認しながら解きました。
そして、2回目以降は、CDの再生や丸つけを自動でやってくれる英検ネットドリルで繰り返しました。
2回目以降は、小学5年生の長男が英検ネットドリルで1人で勉強できるようになったので、親の負担は大幅軽減されました。
英検4級 過去6回全問題集
1回目は問題集で小学5年生の長男と確認しながらやりました。
2回目以降は、英検ネットドリルでやりました。
わが家では問題集は2020年度版だったのですが、英検ネットドリルは2019年度版だったようで、問題集と英検ネットドリルで問題が3回分違っていました。
やはりアプリだと、問題集と開発時期の時差があるようです。
そこで、英検ネットドリルを初めてやるときに、1回は一緒に子どもと解きました。
2回目以降は、子どもに1人で勉強してもらえたので、親の負担は軽くなりました。
英検ネットドリルはあくまで、単語帳と問題集のかわりになるアプリです。
そこで、文法や会話表現などをテキストできちんと勉強してから、使用しないと、期待していたような効果が得られないと思われます。
短時間で単語帳や問題集をくりかえし勉強したいときに使うと効果的です。
英検4級の勉強をしている小学生におすすめのオンライン英検対策塾
わが家では、長男の英検のテキストの学習などを親と一緒に頑張りましたが、長女と次女の英検の勉強はオンラインで学習できる英検対策塾を活用しています。
学研グループの学習塾の株式会社創造学園が開発した、 小学生に特化したオンラインの|小学生英検対策講座SoundsFun!|
短期的な詰め込み式の英検対策ではなく、中学入学後の英語学習に役立つように、1年かけて1つの級に合格することを目標設定としています。
講師陣とネイティブ講師による授業で、リスニング対策もスピーキング対策も同時にできます。
無料体験ができるので、子どもにあっているか気楽にためしてみることをおすすめします。
→自宅で学べる小学生のためのオンライン英検対策講座|SoundsFun!|
英検4級勉強法!塾なしでたった3か月で合格!【小学5年生体験談】まとめ
未だにアルファベットのbとdを間違える、わが家の小学5年生の長男。
約3か月間でコツコツ勉強して英検4級に合格できました。
その間、週5日~7日、約1~2時間くらい、合計の勉強時間は約117時間かかりました。
その間、親がつき合ったので、相当きつかったです。
親がつき合えないときは、塾や家庭教師などを考えてもいいかもしれません。
まだ小学5年生なので、途中で勉強から逃げ出そうとしたこともあったので(笑)・・・
あきらめずにコツコツ続けられるようにサポートするのも大切かなと思います。
英検4級は、過去形や未来形、不定詞、動名詞、比較など、文法が難しいです。
くりかえし勉強することで身につけることができます。
子どものレベルに合ったテキスト、問題集、単語帳を選んで、くり返し勉強できるようにサポートしてあげるのが大切です。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
英検4級を受験される方の合格を心よりお祈り申し上げます。
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