小学生の子どもが英検3級を受けるときに、
「英検3級を何人が受けて何人が受かるのだろう?」
「英検3級の合格点は何点?」
「合格率は何パーセントなのだろう?」
当然気になりますよね。




そこで、英検3級の合格ラインを知るために、合格点と合格率、そして合格のための勉強法を徹底調査しました!
- 英検3級の合格点・合格率がわかる
- 英検3級の小学生の合格率がわかる
- 英検3級に合格するための勉強法がわかる
英検3級は小学生でも合格点をめざせるレベルだが勉強内容は難しくなる
英検3級のレベルは、中学卒業程度。
“二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。
筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省)“
(公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより)
英検3級のテキストを見ればわかるのですが、必要な単語数は英検4級までと比べてより多くなります。
英検4級までよりも多くの単語力と文法を身につけ、それを用いた簡単な聞き取りや会話ができることが目安となります。
英検4級よりも英検3級の勉強では、現在完了形など小学生には日本語で説明をきいても分かりにくい概念があり、文法に力を入れる必要があります。
英検3級からは二次試験の面接試験もあり、日常的な英会話力が問われるようになります。
それでも、英検3級は小学生でも適切な勉強法で取り組むことで、合格点をめざせるレベルです。
英検3級合格点(スコア)は1次試験は1650点中1103点
英検3級の合格率や合格者数は一律で定められているわけではありません。
「受験者の上位何%が合格」
「受験者の上位何名が合格」
というような順位が上位の人から決められた人数が合格というような合否判定がなされるわけではありません。
2016年からは英検CSEスコアに基づく判定となり、英検3級の合格に必要なスコアについては以下の通り公表されています。
- 一次試験
リーディングとリスニングとライティングの3技能の各技能スコアの合算で合否を判定。
1技能につき満点スコアは英検3級では550点
リーディングとリスニングとライティングの3技能なので、英検3級の満点は1650点。
- 二次試験
スピーキングのスコアのみで合否を判定。
1技能につき満点スコアは英検3級では550点。
スピーキングだけだと550点。
- 英検3級の合格
英検3級の合否判定は、1次試験の合格点をクリアし、二次試験の面接試験の合格点に達したら合格。
- 英検3級合格点
1次試験 合格点1103点(満点1650点)
2次試験 合格点353点(満点550点)
公益財団法人日本英語検定協会ホームページ
「一次試験・二次試験の合否はどのように判定されますか?」より
英検3級の1次試験の合格点は1650点満点中1103点。
およそ67パーセント以上の得点で1次試験に合格できることになります。
英検3級の2次試験は550点中353点。
およそ65パーセント以上の得点で2次試験に合格できることになります。
英検4級に合格した小学生なら、きちんと勉強すれば英検3級の合格点に達することができそうです。
英検3級合格率
英検3級の合格率に関するデータは、残念ながら2016年度以降のデータは公開されていません。
そのため、2016年以降(2016年、2017年、2018年、2019年)の英検3級の合格率については調べてもわかりません。
しかし、過去の英検3級の問題と現在の英検3級の問題のレベルに大きな差がないことから、過去の英検3級の合格率は参考になります。
そこで、過去に公表されていた2015年以前の英検3級の合格率です。
英検3級 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年 | 2010年 |
合格率 | 52.9% | 54.6% | 53.4% | 55.3% | 51.6% | 53.1% |
過去の英検3級の合格率は50パーセント超であり、現在も同様の傾向だと推測できます。
英検5級の合格率が80パーセント超、英検4級が70パーセント前後だったことに比べると、20~30パーセントほど英検3級では合格率が下がっています。
合格率が50パーセントということは、英検3級を受験した人の2人のうち1人が合格するということ。
英検4級に合格した小学生なら、きちんと勉強すれば、英検3級に合格できます。
英検3級の小学生の受験者数
英検3級の受験者数については、残念ながら公表されていないようです。
しかし、小学生の受験者数は毎年公表されています。
公益財団法人日本英語検定協会ホームページ「英検受験の状況」によると2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)の小学生の受験者はおよそ41万人。
そのうち英検5級受験者が一番多いと推測できます。
きっとその次に、英検4級の受験者が多いことでしょう。
そうすると、英検3級を受験している小学生はそれほど多くはないと推測できます。
実際に英検3級の勉強まで手が回っている小学生は、英検を勉強している小学生の中ではそれほど多くないのではないでしょうか。
英検3級の小学生の合格率
英検3級の属性別の合格率に関するデータは、残念ながら2016年度以降のデータは公開されていません。
そこで過去に公開されていたデータによると、英検3級を受験した小学生の2010年から2013年までの合格率は53.8パーセント。
英検3級を受験した小学生のうち、2人中1人は合格しているということ。
英検3級の50パーセント前後の合格率から考えると、英検4級に合格した小学生なら、きちんと対策をたてて勉強することで十分合格できる試験です。
英検3級二次試験の合格率
英検3級の二次試験の合格率は、現在公表されていません。
そこで、現在の英検3級の二次試験の問題の難易度と過去の英検3級の二次試験の問題の難易度はそれほど変わっていません。
そこで参考として、英検3級の二次試験の合格率が最後に公表された2011年度は92.5パーセントでした。
英検3級二次試験の合格率が90パーセント超ということは、10人中9人は合格しているということ。
小学生でも、きちんと英検3級の二次試験対策をすれば十分合格できる試験です。
英検3級合格点・合格率に到達するためのおすすめテキスト5選
受験者の多い英検は、テキストがたくさん出版されているので、普通に売ってる本でしっかり勉強するのを基本に、親が教えられないときに適宜、英語塾や教材を利用するようにします。
英検3級になると漢字にフリガナがないことが多くなります。
小学生低学年の子どもには親が一緒に読み進めてあげましょう。
定番の英検3級のテキストと小学生向けの英検3級のテキストを5冊厳選しました!
英検3級総合対策教本 改訂版 (旺文社英検書)
定番のテキストで英検3級に必要なすべての情報を1冊にまとめた総合対策書です。
英検3級で必要な文法を一通り勉強できますが、文法に関しては、小学生だと一人で理解するのは難しいようです。
この点、親が子どもの理解力に合わせて教える必要があります。
英検3級は英検4級とは違い、現在完了形などで動詞の不規則変化など学ぶことが増えるので、小学生の子どもに根気よく教える必要があります。
小学生の英検3級合格には、本人の勉強は当然必要ですが、親の教え方と努力も必要となります。
そうとはいっても、英検3級の試験の内容がすべて凝縮されています!
英検3級合格に必要な情報がつめこまれた、おススメのテキストです。
たのしくわかる 英検®3級(高橋書店)
小学生向けの英検3級テキストです。
漫画・イラストがたくさんあり、小学生の子どもでも楽しく学べます!
もちろん、大人が読んでも分かりやすいです。
英検3級の出てくる文法の解説・単語や熟語など必要なことがコンパクトにまとめられています。
テキストにのっている単語・熟語・会話表現は無料で音声ダウンロードできます。
音声はたっぷり約2時間。
英検3級合格に必要なリスニング力がつきます。
くりかえし聞くことで、正しい発音が分かるし、リスニングテストのトレーニングになります。
本番そっくりの予想問題がついているので、英検3級の知識が身についたか自分で確認できます。
英検3級合格に必要な知識・リスニング力・単語・熟語がコンパクトに学べる、おすすめのわかりやすい英検3級のテキストです。
小学生のための はじめての英検3級(学研プラス)
小学生向けの英検3級テキストです。
大人が使っても、すごく分かりやすいです!
会話表現を中心に、文法用語を使用せず、体感的に英語を習得できる構成になっています。
ただ、文法の説明がないので、親がテキストに合わせて説明を補って教える必要を感じます。
小学生向けの英検3級のテキストで、英検4級合格した小学生ならひとりで読み進められます。
文法用語を使わず体感的に学びたいという人におすすめの英検3級テキストです。
英検3級をひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ)
小学生向けの英検3級テキストです。
大人が使ってもとっても分かりやすいです!
英検3級の英語をやさしいことばでひとつひとつ解説してあります。
文法の説明も分かりやすいのですが、やはり小学生が内容を理解するためには、親の補足説明や、単語を教えてあげる必要があります。
説明が一つ一つ丁寧なので、納得しながら読み進めることができます。
定番のテキストでは納得できなかったところを、しっかり勉強したい人におすすめの英検3級のテキストです。
【CDつき】わからないをわかるにかえる英検3級 (文理)
小学生でも楽しく学べる英検3級テキスト。
もちろん、大人でも楽しく学べます。
全編オールカラーでかわいいイラストが豊富。
たくさんの色でメリハリをつけて解説してあり、視覚的にわかりやすいです。
付録として、模擬試験&マークシートがついていて、試験と同じ出題形式、マークシートで直前対策ができます。
また、付録として「ミニミニ暗記BOOK」があり、試験によく出る単語や熟語、会話表現が、赤シートで隠して暗記できます。
英検3級に出題される内容が、視覚的に分かりやすくコンパクトにまとめられたテキストです。
オールカラーで楽しく勉強したい人におすすめの英検3級テキストです。


英検3級合格点・合格率に到達するためのおすすめ問題集3選
受験者の多い英検は、問題集がたくさん出版されているので、普通に売ってる問題集でしっかり勉強するのを基本に、親が教えられないときに適宜、英語塾や教材を利用するようにします。
定番の英検3級の問題集と小学生向けの英検3級の問題集を3冊厳選しました!
小学生のためのよくわかる英検3級合格ドリル 改訂増補版 (旺文社英検書)
小学生向けの英検3級問題集です。
二次の面接試験に役立つ情報や問題などを収録した「面接まるわかりBOOK」が別冊としてついています。
わが家でも小学生の長男と長女の学習で使いました。
英検4級に合格した小学生なら、問題の解き方も分かるので、自分で説明を読んで解くことができます。
筆記試験やリスニング試験の予想問題もついているので、直前対策としても使えるおすすめの英検3級問題集です。
7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 5訂版 (旺文社英検書)
定番の英検3級問題集です。
英検3級のリーディングとリスニングの問題の対策と二次の面接試験対策ができます。
本番の英検3級の問題の形式に合わせた対策ができる問題集です。
Web特典として、オンラインマークシートで解答できる「自動採点サービス」、ライティング力を鍛える「英作文トレーニング」、CBT形式の「スピーキングテスト対策」ができます。
小学生の子どもが問題を解くときに、親は時間を計ってあげたり、答え合わせをしてあげると良いでしょう。
本番の英検3級の試験のイメージを7日間でつかめるおすすめの英検3級の問題集です。
【音声アプリ・ダウンロード付き】英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
定番の英検3級の過去6回分の問題集です。
英検3級のリーディングとリスニングの問題の対策と二次の面接試験の対策ができます。
完全に本番向けの対策ができる英検3級の問題集です。
Web特典として、「自動採点サービス」、「面接シミュレーション」動画で二次試験対策もできます。
小学生の子どもが問題を解くときに、親は時間を計ってあげたり、答え合わせをしてあげると良いでしょう。
本番の英検3級の試験のイメージをつかめ、直前対策として使えるおすすめの英検3級の問題集です。


二次試験対策としておすすめの英検3級問題集
英検3級には、英検4級までとは違い、二次試験として面接があります。
そこで、二次試験対策におすすめの問題集2つ厳選しました!
【CD付】 英検3級二次試験クリア模擬問題集 (高橋書店の英検シリーズ)
1回15分でできる模擬試験が10回分収録され、直前対策にもぴったりのおすすめの英検3級二次試験対策の問題集。
問題集に収録の「攻略のカギ」を読むだけで質問への答え方、高得点の取り方のテクニックが理解できます。
10回の模擬問題は、付属のCDに合わせて解けるように工夫されており、本番をイメージしながら勉強を進められます。
試験の流れを紹介したマンガやQ&A、本番で使える基本フレーズやワードリストもあり、さまざまな工夫が感じられるおすすめの英検3級二次試験対策用の問題集です。
7日でできる! 英検3級二次試験・面接完全予想問題 (旺文社英検書)
二次試験・面接の練習問題が7セット収録されています。
1日1セット、7日で完成できるように構成された英検3級二次試験用の問題集。
問題カード(カラー)と付属CDを合わせて利用すれば、本番に備えて実戦的な練習ができます。
付属DVDで試験の様子をイメージできるおすすめの英検3級二次試験用の問題集です。


英検3級合格点・合格率に到達するためのおすすめ単語帳 3選
英検3級を合格するために必要な単語・熟語・定型表現の数はおよそ1350語。
テキストの巻末のついている単語帳では不足していることも。
そこで、英検3級合格に必要な単語帳を3冊厳選しました!
英検3級 でる順パス単 (旺文社英検書)
定番の英検3級の単語帳です。
英検3級を合格するために必要な単語・熟語・定型表現が収録されています。
単語の発音は専用アプリで確認できます。
小学生向けではありませんが、英検3級で必要な単語・熟語の目安がわかるので、おすすめの英検3級の単語帳です。
英検3級 英単語 1350英検ランク順 (学研英検シリーズ)
定番の英検3級の単語帳です。
カラフルで小学生の子どもにも親しみやすいです。
単語の発音は専用アプリでクイズ形式で確認できます。
定型表現はありませんが、英検3級合格レベルの英単語と熟語が掲載されています。
覚えたかどうかアプリのクイズで確認できるおすすめの英検3級の単語帳です。
英検®でる単3級 (高橋書店)
合格レベルに充分な数の単語・熟語を、テーマ別にまとめて掲載。
単なる暗記ではなく、関連づけて覚えられる英検3級の単語帳です。
単語には豊富な例文があり、使い方も覚えられます。
収録されているすべての単語・熟語をクイズ形式で確認できる無料アプリもあり、外出先でも勉強できるおすすめの英検3級の単語帳です。


英検3級の合格点・合格率到達には単語学習が重要
英検3級になると問題文が長くなり、単語が分からないと問題を解くことが難しくなります。
また、ライティングでは単語が書けることが重要となり、スペルを正確に覚えておく必要もあります。
そこで、小学生の英検3級の勉強では、単語学習が重要となります。
おとなでも単語を覚えるのは、けっこう苦痛ですよね。
小学生の子どもも一緒です。
親が子どもと一緒に、どうやったら楽しみながら覚えられるか、勉強法や教え方の工夫をしながら学習を進めましょう。
英検3級合格点・合格率到達のための仕上げの勉強法
英検3級の仕上げは試験1か月くらい前から始めましょう。
小学生が英検3級を合格するためには、親の協力が必要です。
1番重要なのは、過去問を解いてみること。
過去問をやることで、実践形式の対策も可能になります。
英検に限らず全てのテストにいえることですが、過去問をやることが攻略への一番の近道です。
本番のテスト形式やレベルに慣れることで、本番に合わせた準備をする事ができ、合格に近づけます。
親が時間をはかり、丸つけや、マークの仕方などを教えてあげます。
くり返し練習することで、本番へ向けた自信につながります。
本気で英検3級合格を狙う人におすすめの英検アプリ「英検ネットドリル」
本気で小学生で英検3級合格を狙っている人に私がおすすめしたいのが旺文社の英検教材のデジタル版である「英検ネットドリル」です。
小学生で英検3級合格をめざすために必要な、単語の繰り返し勉強や問題演習、過去問がすべて「英検ネットドリル」でできます。
英検3級の合否は1次試験のリーディングとリスニング試験そして2次試験の面接で決まります。
英検3級の1次試験と2次試験の面接対策は「英検ネットドリル」ですべてできます!
親は最初にテキストを一緒に勉強したり、テキストの文法について教えたりする必要はありますが、「英検ネットドリル」で本格的な試験対策ができるので、親の負担が大幅に減ります。
実際に自腹を切ってレビュー記事を書きました、気になる方はぜひ記事を読んでからご検討ください。


英検ネットドリルのメリット
- 単語は「でる順パス単シリーズ」で音声学習ができ覚えるまで勉強できる
- トレーニング問題機能で効率よく試験対策ができる
- 弱点チェック機能で弱点をくりかえし克服できる
- バーチャル試験官機能で二次試験対策も可能
- 辞書機能でいつでもどこでもワンクリックで単語の意味を確認可能
- 過去問対策ができる
- 苦手な問題を繰り返しできる
- 1年間じっくり取り組めるので自分のペースで頑張れる
やってみると、とにかく使いやすい!と思うはず。
それに「弱点チェック」でやり直しができるので、小学生の子どもでも、本当に苦手がなくなっていくのが分かります。
まず英検ネットドリルって無料体験ができるんですよ。
たしか無料体験でできるのはほんの一部の機能だけで、たったの10問程度。
本当にちょっとだけなのですが、わが家の小学生たちはゲーム感覚でおもしろかったみたい。
ママと一緒に問題をとくより、「英検ネットドリル」のほうが面白いというので、申込みました。
無料体験はここから出来ます↓
英検3級【小学生】合格点・合格率と合格のためのおすすめの勉強法まとめ
- 英検3級の一次試験の合格点は1650点満点中1103点
- 英検3級の二次試験の合格点は550点中353点
- 英検3級の合格率は50パーセント超
- 英検3級の小学生の合格率は過去の公表結果から50パーセント超と推測できる
- しっかり対策をとれば、小学生でも英検3級に合格できる
小学生が英検3級に合格するためには、親の協力が欠かせません。
英検3級の一次試験の合格点は100点満点に換算したら67点以上。
英検3級の合格率は50パーセント超。
あせらずじっくり取り組むことで、小学生でも英検3級に合格できます。
紹介した勉強法を参考に、ぜひ英検3級合格を勝ち取ってください!
小学生のお子様が英検3級合格できることを心より祈っています!
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